2010/12/29

4分の1



写真は3年くらい前。

23日、突然じーちゃんが亡くなった。突然というのはおかしいかもしれない。もうひと月くらいは、話の出来ない状態になって病院のベッドに縛り付けられていたから。
でも3ヶ月ちょっと前に会いに行ったときは、そんなこと想像もしないくらい元気だった。前にもここに少し書いたように、「ばーちゃんより3日長生きする」と言い続け、ばーちゃんのいた病院や施設に毎日通って世話をしていた。
それが、連絡をもらって横浜まで飛んでいったときにはもう、葬儀屋で冷たい布団にくるまれていた。

頭が良くて、背が高くて、自由に生きたじーちゃんだった。ついていくばーちゃんは大変だったろうけれど。
10人以上いた兄妹のほとんどを亡くしながら戦争を生き抜いて、雪国で機関車の運転手をやり、東京で蕎麦屋をやり、その後長く横浜で暮らしながら全国を釣り歩いていた。囲碁とパチンコと酒が好きだった。その年代ではそうそういないくらい丈夫な人で、何度手術をすることになってもしっかり回復していた。だから今回も、なんだかんだ言って元気になっちゃって帰ってくるんだろうと、結構本気で思っていた。

きのう、じーちゃんは骨になった。
お通夜の夜は、いとこを含めた孫4人と、母と、僕の彼女で葬儀場に泊まりこんだ。遅くまでわいわい飲んで、代わる代わる線香を焚いて、昔のことやいまのことを話した。もうなかなかそんなふうにみんなで集まることもなくなっていたから、きっとじーちゃんも喜んでいたと思う。

葬儀にはばーちゃんも施設から連れてきた。じーちゃんの献身が報われたのか、こちらの方は最近結構調子がよくなっている。じーちゃん釣りが好きだったからお魚を入れてやるんだと、おぼつかない手を棺に伸ばしていた。いつも愛を感じる、羨ましい夫婦。

去年のお正月は、じーちゃんとたくさんお酒飲んで話したのになあ。この間まで目の前で笑っていた人が、骨になって帰ってくるというのは不思議なものだ。もっともっと話をしたかったけど、じーちゃんは骨になって、みんなの涙になって、思い出になった。それから母の半分になって、僕の4分の1になった。

何千年も前のご先祖からじーちゃんまで、ずっとずっと続けてきた先っちょの僕の人生。じーちゃんみたいにかっこよく生きたいなあ。ゆうべ帰ってきて、いつもの温泉につかって星を眺めながら、そんなことを思っていた。

さあ、また一年が終わるね。
諦めと、赦しと、希望が一緒になってやってくる。

2010/12/25

クリスマス


家に帰ったら、夢が叶っていました。
写真の通り。びっくり。

実は今色々あって息のつけない状況なんだけど、嬉しかったなあ。本棚買わなくちゃ。

2010/12/16

(『ノルウェイの森』)

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トラン・アン・ユンの『ノルウェイの森』。ここ数年で一番長い間楽しみにしていて、一番その出来を心配していた作品。もちろん公開後さっさと観に行ってきた。
が…、まさかの…、まさかの上映設備トラブル! 予告編から音が途切れるなと思って嫌な予感がしていたら、本編開始後もやっぱりおかしい。一時間お湯に浸したカップヌードルみたいに、終始BGMが伸びてぐにゃぐにゃだった。やれやれ、といったところ。

映画館で働いていたこともある身としては納得がいかず、見終えてからもちろん返金してもらった。初めの数分からもう一度観なきゃなと思っていて、それでも立ちあがらず見終えてしまったのは、見慣れた風景に自然と吸い込まれてしまったから。早稲田の、それも自分の通ったキャンパス。何度となく歩いた道や階段でロケをしていた。
原作を読んだときから、イメージする風景は村上春樹も通った早稲田だったし、僕はワタナベ君そのものにどうも自分を重ねてしまうところがある。そういった要素が実態を伴って目の前に現れて、ころっとその世界へ落ちて行ってしまった。

頭痛のしてくるくらいひどい環境で観たので、もいちど観るまであんまり感想を持たないように努めている。それでも印象だけ書いておくと、心配していた菊地凛子の直子は結構良かった。生命力強そうな人だけど、しっかり直子として、脚の折れたテーブルのような命の上に立っていた。
緑はあんまり…かな。こなれた演技でないのが逆に現実味はあったけど、「私、あなたの喋り方すごく好きよ」って、映画で不用意にこぼれたそのセリフほど、安い感じではなかったのではないかと思う。

さあ、だんだん余計なことを書き始めたので切り上げよう。どうせ初めから、酷評にもまみれる運命の映画だけど、きっと悪くなかった。あまりに展開が急だとか、カットがぶつ切りで淡々としすぎだとか言われているはず。でも、とどまることなく自分を押し流していく運命とか女とか、運命のような女とか、そういう村上春樹の作品に感じる要素はそのまま生きていた。文体そのままに近いセリフも、トラン・アン・ユンの良い意味で地面からこぶしひとつ浮いた映像に合っていた。

今週末行けるかな。師走はほんとうに休まらない。毎日、精一杯だ。

2010/12/09

もじゃー

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うちの風呂にはアヒルとパンダが泳いでいるのですが、今日はもらってきた柚子も一緒に。柚子湯というには小さすぎる一個だったけど、とても良い香り。温まった。
今日はさむかったねぇ。今年もそろそろ近くの温泉に入り浸る日々が来そうだ。

そう、マイモジャがようやく新しいアルバム制作に動きそうだ。ライブ重視のバンドだからなかなかスタジオアルバム出さないし、なかなか日本来ないし、普段忘れがちだけど大好きなバンド。ツアーが終わったら始めるらしい。楽しみモジャー。

2010/12/08

カンフー・パンダ

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カンフー・パンダ6…。
…6?

一作目はまあ面白かったけど、6までネタは持つのか? 少年ジャンプ的発想か?

当面はとりあえず、トロンとノルウェイの森が見たい。

2010/12/07

どっぱーん

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毎日気持ちよく、疲れを吹き飛ばせたらいいのに!
ディズニー行く約束してて、行きたいけど行ったら帰ってこれない気がする。心が。

2010/12/05

あしたはあした

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たまにはひとりで過ごすのも悪くはないと思っていたけれど、あまりひとりになりすぎるのはだめだね。季節的にも危ないね。今思うと、去年の冬はほんと危機的状況だった。仕事以外で、もっと人と会って話をしたい。

病み上がり、休み明け。明日からふんばらないと。
でもま、難しく考えないこと。

2010/12/04

ワイエス展

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火曜の夕方あたりから体調崩して、水曜の午後追い出されるように早退。笑ってしまうくらいぴったりのタイミングで、同居人は一週間の関西出張へ旅立つ。まあ木金と会社休んだけど風邪くらいのものなので、とりあえず茶色のもしゃもしゃフリースともしゃもしゃルームシューズを装備して、2日間ふとんにこもって過ごした。冬のくまのように。嵐が連れてきた春のような陽気に目覚めたころには、もう元気でした。

今日土曜もそんなこんな、寝ていた方が具合悪くしそうな快晴だったので、久しぶりに母と美術館へ行ってきた。北浦和の埼玉県立近代美術館にて、アンドリュー・ワイエス展「オルソン・ハウスの物語」
ワイエスが、当人達が亡くなるまで描き続けた、姉弟とその家。昨年現役のまま亡くなったワイエスの、その生涯90余年。初期の作品はそれこそ戦前のもの。その頃の筆致と眼差しと、それから数十年後の筆致と眼差しが、同じように目の前にあることに微かな目眩を覚えた。絵画の面白いところは、写真とも小説とも違って、ひと筆の痕跡が残るところだ。作家の生きた「動作」、それがそのまま目の前に現れる。
ずうっと前に亡くなったような巨匠の展示でもそれは同じことのはずなんだけど、ワイエスはついこの間まで生きていたんだ。そのことが、人一人が積み重ね織り上げていく、小さな物語の雄大な流れを想わせる。

ワイエスの作品が発する物語というのは、それはそれは小さなもの。風にそよぐ一本の枯れ草であったり、納屋に転がるバケツであったり。そこでは人でさえ、なにげない一瞬でしかない。そんな呼吸一つで散ってしまう小さな小さな物語の、人やものがその瞬間まで関わってきたあらゆる過程によって、そうでしかありようのない必然。それを見つめる画家の、喜びと寂しさが一緒になった眼差し。その半世紀以上の堆積が目の前にあるんだから、そりゃくらくらするわ。

オルソン家の終焉という題で幕を閉じるこの展示、見終えたときにはなんだか年をとった気がした。
とても良い展示だったと思うけど、ほぼ全ての作品が素描か水彩の習作なので、ワイエスに初めて触れる人には引きが弱いかも。テンペラや、ドライブラッシュでも画集のハイライトになるような作品はひとつもないです。せめて画集や図版だけでもいくらか置いといたらいいと思う。

展示の後はお昼やら母が行きたがっていたカフェに行き、ついでに浦和の調神社(つきじんじゃ)というそこかしこにウサギのモチーフのある神社へ寄った。狛犬の代わりにうさぎ、手水舎で水吐いてるのも龍じゃなくてうさぎというなんともかわいらしい神社。来年うさぎ年だし、近い方ぜひ。

2010/11/14

病院

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ばーちゃんは結構元気で、彼女を連れて行ったことも喜んでいた。
いつも優しく、人生の大切なことを教えてくれる。
じーちゃんは眠っていたので一方的な面会だった。話には聞いていたけれど、この間会ったときの姿とあまりにも違う。でも、どうしてもあの丈夫だったじーちゃんがこのまま弱っていくとは信じられなくて、ひょこっと元気になるような気がしている。

2010/11/09

辿っていこうよ

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今朝は山下達郎があまりに響いて、通勤途中にして涙。

昨日、実家の母と電話したら、今入院しているじーちゃんの具合が良くないらしい。
しばらく食べ物が喉を通らず、ほとんど喋ることもできないくらいまで急激に弱ってしまっているそうだ。つい2ヶ月前に初めて彼女連れて会いに行ったときにはまだまだ元気で、一緒にBIGBOY食べに行ったのに。

ばーちゃんより3日長く生きると言って、病気や故障を抱えるばーちゃんを一生懸命支えてきたじーちゃん。背が高くて丈夫で頭もよかったじーちゃん。弱った姿なんかとても信じられない。元気になってほしい。ばーちゃんも今病院だけど、そちらは良い方向に向かっているらしい。
週末お見舞いに行ってきます。

そうそう、カメラはしばらくお預けになりそう。でももっとずっと、大切なものを買いました。


2010/11/05

注射はきらい

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うげー。
今日は会社の健康診断でした。
何を隠そう、採血が大の苦手。もはや誇ろう、注射はキライ。
健診あると思うと昨日から憂鬱だった。絶対に終わった後貧血みたいになって気持ち悪いんだもの。今日は去年よりましだったけど、やっぱりぐったり。
3時ごろにようやく一食目を食べられたけど、腹ペコなのに味なんかわかんなかったね。

でもとにかく終わった!一週間も終わった!
おつかれさま。

2010/11/04

カメラ欲

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ちょっと力を入れて写真やってみたらと言われ、新しいカメラが欲しくなった。
今持ってるのは、コンデジ以外ボディもレンズもヤフオクの中古。「俺の」って喜びを新品で感じたい。デジイチ使ったことないし、買うならちょうど出たD7000かなと思いつつ、どうせレンズも買い足すならNikonにこだわる必要もないなーと迷っている。フルサイズのD700も結構安くなってるみたいだけど欲張りすぎか。というかちゃんと使ったこともないのにあんまりごついの買っても持ち出さなくなっちゃう気がする。

と、買う気まんまんだけれど、贅沢はいかんという結論に落ち着く気もしないでもない。
もうちょっとじっくりフィルムと向き合ってあげるのもいいしな。何にしろ使わなきゃ損だ。今の使用頻度じゃもったいない。
悩むー。

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2010/11/01

まだ月曜なのに

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アルコールと電車の心地よい揺れに朦朧と帰り道。夜風にすうっと冴えたときに胸いっぱい吸い込んだら、冷凍庫にしまっておいた夏休みみたいなにおいがした。街灯の光芒にくらくらして我が家。

もーつかれた。

人生ゲーム

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家に居るのは寂しさばかり。

今日は友達がたくさん遊びに来て、飲んで鍋をつついて映画見てゲームして…。楽しかった!!
関西に住んでいるひとりは昨夜から来て、夜通しキャンドルの灯りでしゃべって朝になって寝て、起きて昼の朝食を用意して食べ…。それも楽しかった!! 一緒だとお酒もごはんもうまかった!!

今は人が去った家で寂しさに苛まれています。東京からすぐといってもさいたまだし、サラリーマンだし、なかなかうちにお客が来ることはないのです。だから今日は5人も集まれて本当に嬉しかった。みんなありがとう。
今度はぜひ約束の混浴温泉ドライブ行きましょう。

他の方々も、いつでも遊びに来て下さい。


【本日の人生ゲーム結果発表】
※中断しちゃったので勝手に進めました。

1位 まる
2位 ゆっこ
3位 さかもも
4位 じょん

じょんさん怒涛の追い上げにも関わらず、みんな粘ったために残念最下位!
でも最後はびっくりするくらいの接戦でした。

2010/10/27

かぼちゃ

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ハロウィンしてきた!
子どもたちも結構ちゃんと仮装してきてかわいかったな。
胸のこうもりは、会社で朝からチョキチョキ手作り…。


ハロウィンもとうとう定着しつつあるよね。
パーティーはじっさい苦手なくせに、一年にいくつイベントするんだろう日本人。楽しいからいいけど。

2010/10/26

ハロウィン

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今日は寒いな! 窓がビュービュー言ってるよ。

会社帰りに、明日仕事で使うハロウィンかぼちゃのかぶりもの買ってきた。
そんなわけで明日は楽しい! やっぱり楽しくない! いや、楽しもう!

2010/10/25

よなが

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秋の夜長なんて言葉が、ああ、あったなと玄関で思いだす。
働いていると、夜なんて短い。会社から出る用事のない平日は季節感も、そんなに、ないし。
夜は貴重だから、いつだって、あっという間に過ぎる。駅に着いて、夕飯のおかずを買って、家に向かうステップのなんとしあわせなことか。

夜長は実感してないけど、雨の夜の読書は進むね。今は『獣の奏者』読んでいる。足取りがしっかりした物語で、一歩一歩が現実味をもって前に進んでいく実感がある。まだ一冊目の半ば。先が楽しみ。

自分のことを俯瞰すると、今でもときどき、確かなステップを踏んでいるのかわからなくなる。でも、気持ちよくリズムには乗れなくても、そこには必然性があるのだと信じて進むしかない。流れに身をゆだねることと、意思を確かに持って舵をとることのバランスがただ難しい。

近頃の、帰り道の定番BGM。

2010/10/24

トラン・アン・ユン

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ひとりの週末。
土曜は何しようか決まらず、昼間はのんびり家事をしておしまい。
夜になって、ひとりじゃなきゃ見ないだろうなという映画を借りてきて三本立て上映。今見終えた。

『アイアンマン2』、『アイ・カム・ウィズ・ザ・レイン』、『プリンス・オブ・ペルシャ』の順。アクション2作は良くも悪くも期待通り、特別どうこう言うこともない。
今日の注目はずっと見ないでいた『アイ・カム~』。トラン・アン・ユンの『青いパパイヤの香り』と『夏至』は好きだけど、そのあとのはだいぶ感触が変わってると聞いて怖くて見てなかった。この作品もアマゾンのレビュー見る限りは酷評(当然そういうとこで広く評価される作品だと思って読んではいないが)だったし。でも『ノルウェイの森』はきっと観に行くだろうし、気が進まないけど一応踏んどかないとなー、とはずっと思っていた。

僕はバイオレンスとかエロやらグロやらという表現で引いてしまうことはないのだけど、そういうとこ抜きにしても面白くなかったなあ…。トラン・アン・ユンのリアリティってせいぜい精神世界から皮膚感覚くらいまでのもので、物理的・社会的なレベルの現実味は全くない。パパイヤとか夏至みたいな、僕らの日常から離れた舞台だと、それも美しさを現実のひとつ上の世界に押し上げる要素になる。だけど、都会を舞台にしてしまうと途端に単なる嘘に見えてしまう。
奥さんも黒髪の役のが綺麗だったな…。

『ノルウェイの森』、どう転ぶかなあ。

2010/10/22

魔女

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五十嵐大介の『魔女』第2集、古本屋で260円だったので購入。
五十嵐大介は、短編集を読んで気に入らなくて、その後数年手をつけなかった。最近改めて『海獣の子供』を読んで見直して、すぐに決めつけちゃいかんもんだなあと反省しつつ、他の作品も読んでいるところ。
魔女は第1集よりも今回読んだ第2集が好き。世界の根っこと繋がるような、あるいは世界をまるごと包み込むような、そういう男とは違う女の世界。語り口に無駄がなくて確かな世界観。ゲド戦記の後半にも近い印象。

同じ店でもうひとつ収穫。どこをさがしても欠品で、アマゾンで古書が1800円位になっていた『イムリ』の7巻をゲット。こちらも260円。
この日は運が良かったな。

2010/10/20

むし

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翌日に嫌なことが待っていると、よく見るのは蟲の夢。
想像しうる限りの(そりゃ夢だから)気持ち悪い類の蟲が地面を埋め尽くし、壁から湧き、天井から落ちてくる。なぜか自分は裸足だったり裸だったりで、払っても払ってもきりがない。
そんな日は起きてもやっぱり疲れていて、緊張していたのか、体のあちこちが痛い。
最近だいぶ神経が太くなってきたのか、頻度が減ってはいるけれど…。やだやだ。

2010/10/19

東武動物公園

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東武動物公園まで、うちから車で1時間かからないということが判明。
ひさしぶりのF100に、ひさしぶりのSolaris200を込めて出発。一眼をぶら下げて、ゆっくり写真を撮れる日そのものが久しぶり。動物は落ち着かないから、AFの方が気楽に撮れるね。

散歩は楽しかったけど、東武自体はなんか、あんまし動物が活き活きしてなかった。展示のしかたも面白みないし、入場だけで1500円は高いなあ。遊園地とかプールも目当てで行くと違うんだろうかなー。

ちょうど36枚1本撮って、切り良く帰宅。

2010/10/14

じこはおこるさ

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昨夜、彼女がとんでもない動画を発掘した。



この曲有名? 初めて聴いたな。
久しぶりに腹を抱えて笑いました。

トーマスってこんなにブラックだったっけ?
今じゃちょっと放送できない…。

2010/10/13

アンパンマン

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アンパンマンは食事をとらないらしい。

納得がいかない。
なんだかかわいそうじゃないかー。
というか、欲求もなく、悪意もなく、愛と勇気だけで形作られる人格というのが想像できない。もやっとする!

でもアンパンマンのマーチはやっぱり名曲です。
今日も涙。

2010/10/05

おめでとう!

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土日は火の国熊本へビューン。
阿蘇山へ登らず温泉にもつからない週末旅行の目的は、友達の結婚式。中学時代の剣道部同期。葛飾柴又から飛び出して、まさかの熊本でケーキ入刀! 親しい男友達では第一号です。

二十歳すぎてから、就職してからもっと、涙腺はゆるむ一方。
結婚式も何度か行ったけど、ご両親が登場するともうだめです。

ガチガチに緊張しつつも、幸せなオーラに守られてスピーチをこなした新郎。見ていて誇らしかった。ときどき目を合わせて顔をほころばせる二人は、もうすっかり同じ顔をしてました。

2010/09/15

秋だぜ

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iPhone3GSはなんとなくトイカメラ。カメラとして使いやすいとはいえないインターフェイス、甘いフォーカス、融通のきかない露出。でもそれがけっこう楽しい。
4はHD撮影までできちゃうくらいだから、まともなカメラになっちゃってるのだろうか。

今日は人の代行で突然降ってきた仕事。普段とは違うとこに行くと、ドライブも歩くのも楽しい。
目的地の文化センターの窓の外へふと目をやると、もうすっかり秋ですね。今年はほんとに暑かったから、空気が秋ですよと言っていても、なんとなくうそくさ~という感じだった。でもこうして風景も変わってきたら、納得しなきゃな。

帰り際、車に戻る前にすこしだけ外をぶらぶら。建物の脇を流れる小川に亀がいた。二匹いて、大きい方の一匹は石の上で甲羅干し。小さめのもう一匹は、うまく石の上に登れずに何度もずり落ちてた。結局登れなくて、しまいに諦めて、半分水につかったままぼーっとしてた。それでも悪くはなさそうだった。


くるりの新譜がとてもよかった。会社帰りに迷わず購入。
あっちへ行って、そっちへ行って、ここでまたひとつ落ち着きどころを見つけた感じ。地に足のついた、最高に良質なポップス&ロック。嘆きにも怒りにも囚われず、かといってありもしない素晴らしき未来を信じ込ませるでもなく、ただただ今ここを通り過ぎていく小さな輝きを音にふくませる。そんなアルバム。

2010/09/01

着地点

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父に付きあって、富士総合火力演習を見てきた。4時半に起きてさいたまから静岡へ。
総火演へ行ったのは小学生以来かな。父はもう長いことサラリーマンだけど、若い頃は自衛隊に所属していた。家が貧乏だったから、勉強しながら給料のもらえる防衛大へ入ったということらしい。
久しぶりに見る戦車砲や対戦車誘導弾は思いのほかすごい迫力で、耳が痛かった。安全なところから見ている分には男子として興奮するけど、ああ、戦争には行きたくないな。
人が点にしか見えない高度から降下するパラシュート。父も昔空挺団にいたらしい。今の体形からは想像できない。レンジャーもやっていたと言うから、あまり身体の強くない父としては相当無理していたのだと思う。




帰りには母方のじーちゃんちに寄った。
じーちゃんは13人兄弟の12番目で、上の兄弟はみんな戦争で亡くしたらしい。じーちゃんも志願して試験を半分合格していたのだけど、ひいばーちゃんが「うちはもう十分お国に尽くしたのだから、これ以上はうちの男を取らないでくれ」と、泣いて懇願したのだそうだ。じーちゃんはいっぺんに気持ちが変わってしまって、2次試験の答案は白紙で出してきたという。
当然先生には怒られ、非国民とまで言われたらしい。

そうしてめぐりめぐって、僕が生まれましたとさ。戦争はやめよう。

2010/08/24

沖縄のこと

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とくべつ、言葉にしようという欲求が湧かなかった。写真も殆ど撮っていない。(初めのうちにいくらかiPhoneで撮った写真は、iPhone本体と一緒に天に召され…いや、海に還った。)
けっこう、…じゃない、かなり、スピリチュアルな旅だったと思う。口に出すと壊れてしまうとか、嘘になるとか、あるいはそういうことなのかも。

どっしりとしたエネルギーを感じる、古い集落跡の残る森を子どもたちと探検したり、斎場御嶽へ参ったり。他にも色々とあって充実した6日間だったけど、総じて五感のいっこ上を刺激されるような日々でした。帰ってきてから、ほんと、埼玉とか東京って閉じているなあと思う。

むこうで突発的にCoccoを聴きに行くことにしたのもよかった。『陽の照りながら雨の降る』を沖縄で聴くのは、小さな夢のひとつだった。
生で聴いたのは2度目だけど、彼女が歌う姿を思い返すと、不思議な感覚に陥る。実際はそれほど近くもない席で小さく見えているはずなのに、感覚の上ではすんごく大きい。もう、どアップって感じ。
楽曲の出来、歌唱力、ライブの昂揚感で感動させるアーティストはたくさんいるだろうけど、Coccoっていう体験は他で感じたことがない。彼女の場合、「歌」が、完全に身体という器のふちを超えて溢れてしまっている。
とうぜん、CDになんか収まらないんだ。映像でも難しい。身体で向き合って初めて、そのスケールがわかるような。
どうしてあんなに危うく、生きるのがままならない人なのか、声を聴くとわかる気がする。

2010/08/13

iPhoneでしか撮ってないな

はいさーい

2010/07/28

コメント欄修正しました

コメント入力時に必要な文字入力の入力欄がうまく表示されず、コメントできないとの指摘を頂きました。もともとのテンプレートが日本のものじゃないので、自動で日本語表示される説明文のフォントの問題かと思われます。
とりあえず、文字入力は不要にしました。
スパムは来たら消しまくります。

2010/07/22

タクティクス

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プレイ途中で放置すること数ヶ月…、『アンチャーテッド2』を最近再開してようやくクリア。
放置してたのは時間的精神的余裕がなかったからであって、ゲーム自体はびっくり素晴らしい出来でした。他のPS3作品の数年先を行くようなグラフィックは、ゲーム的わかりやすさを保ちながら、ある意味実写よりリアル。映画的演出やギミックもかなり凝っていて飽きさせない。かといって見るだけの映像がだらだら続くメタルギア4のようなこともなく、とことん遊べる。子ども時代インディージョーンズに憧れた人はわかると思うけど、まさにあれを体験できます。
作中でプレイ特典として出てくるメイキング映像を見ても、作りこみが半端じゃない。コンセプトアートもそのまま何かの商品に使えそうなレベルで、ハリウッドのアクション大作並みの制作体制のようです。

最近はそんなにゲームしない僕でも、PS3で出たゲームの中でトップレベルの傑作だということはわかる。発売後しばらくしてもう安くなってるので、未プレイの方は前作からぜひ。





さてしかし、今日の本題はこれではない。
今日昼休みに寄ったコンビニで視界を横切った、ファミ通表紙の『タクティクスオウガ』の文字…。思わず振り返って手にとってしまった。そう、PSPで新作が出るらしい。
なんて昔からのファンのような言い方だけど、シリーズどれもやったことないです僕は。
でもじゃあなんで大興奮しているかというと、同じスタッフの関わった『ファイナルファンタジータクティクス』が大好きだったから。今度の新作はイラストレーターもFFTと同じらしい。イラストと世界観も気に入っていた。

FFTの続編は出たけど、ゲームボーイアドバンスやDSだったからか、かなり軽い内容の作品だということで敬遠。イラストからして違ってた。かといって『タクティクスオウガ』のシリーズってかなり古くて、今更やるという感じでもなかった。
だから今度の新作はまさに待ち望んでいたもの。

まいったなー。久しぶりにゲーム熱があがってきてしまった。

公式HP『タクティクスオウガ 運命の輪』

2010/07/20

オルセー

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オルセー美術館展にようやっと行ってきましたよ~。
毎週行こうと思って、僕のテンションが上がりきらなかったり、彼女の気が乗らなかったり。一度行ったときはルーシー・リー展だけ見て帰っちゃったし。昨日も入場待ちの長蛇の列を目にして一瞬目眩がしたからやめようと思ったんだけど、ミッドタウン散歩して戻ってきたら少し治まってたから思い切って突入!
中はぎゅうぎゅうで落ち着かなかったけど、展示自体が良かったので気力がもった。

来ている作品の質が総じてとても高いです。サルコジが2度とこんな機会ねーぞと言ったのも納得の内容。
印象派やらポスト印象派で特別に好きな作家がいるわけでもなかったんだけど、ほとんど全部の作品を面白いと思いながら見ることのできる、そういうセレクトでした。むしろあまり好きではないと思っていた作家にも改めて興味の持てるような、引力のある作品ぞろい。

終わりも近いので、気になってる人は行っておいた方がいいと思うな。でも平日使える人は絶対平日の方がいいです。

2010/07/19

天気が良くて

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オルセー美術館展へ行く予定で家を出たものの、天気が良すぎて気持ちが良いので久しぶりのお台場へ。
まずはビッグサイトでおもちゃショーに駆け込み。主役は子どもだけど、まだ遊んだことのないおもちゃで目の前が溢れている光景というのはワクワクするね。映画のフィギュアとか大人向けのもあったし、お父さんの疲れを癒すコンパニオンさんもちょっとだけ居て、短い時間だけど楽しめました。
うちのグループ会社も出してたけどあんまし目立ってなかったな。

そのあとはぶらぶら買い物して、ビール買ってビーチへ。
ちょうどキャンドルが灯っていて、浜辺に灯りで大きな絵が描かれていた。前に見たときはオリンピックだったけど、今回は星座がテーマ。下の写真は白鳥。大きすぎてわからないね。

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2010/07/18

アリエッティ

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アリエッティかわいいし、小人の視点で家の中を探索するような表現とか部分としての見どころはあった。
でも全体としてのまとまりというか物語を支える芯は弱かったかな。実際の尺は短めなんだけど。それでも少したるんだ印象。音楽もテーマ曲自体が良くても、使い方が全編通して一本槍気味でもったいない。場面ごとの色気が出てない。
やっぱりジブリには監督業のできる人間がもういないのか。

て言ってるほどつまらなくはなかったんだけど、大きな冒険や盛り上がりはないから小さな子は飽きることうけあいです。

2010/07/16

ひとり

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今日はひとり!
気付いてくれました。眼鏡の進化に…。
ひとりだけですが…。

あした頑張れば三連休!!

2010/07/14

残念!

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メガネ変えたけど、誰にも気付いてもらえなかったー!

2010/07/12

メガネ

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そろそろ黒ぶちウェリントンにも飽きたので、ここんとこずっとかっこえーメガネを探しておりました。散々回ったゾフ的な低価格チェーンだとデザインに限界があるし、無印やコムサも無難で、いろんな人に勧められた原宿のリュネット・ジュラは僕には変態的すぎた…。
運命の眼鏡があると信じて日々は過ぎ、ようやく先週の土曜、新宿のクレイドルで僕のお顔の一部ですを見つけました!

結構予算オーバーだけど、今のよりずっと掛け心地もよくていい感じでした。
常にかけているものだけに、ちょっとくらい値が張っても気に入るものがいいよね。出来上がるのが楽しみ~です!

2010/07/11

トイ・ストーリー3

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『トイ・ストーリー3』、ハズレなしのピクサー作品の中にあっての代表作シリーズ。その期待を裏切らない出来でした。細かな演出やキャラクターの造形、動作のような技術的な部分は一切の心配が要らない段階まで達して久しいので、気になっていたのはシナリオだけ。子どもの視点を失わずに、大人の鑑賞に耐えるものになっているかの一点。
ずるいウソのないつくりでした。おもちゃ達の持ち主は大人になるし、別れは避けようもなくやってくる。誰もが体験したようなそういった悲しさもきちんと描きながら、物語は他者への思いやりやものを大切にする心で柔らかく包まれている。

そしてもちろんのこと、楽しい映画です。思いきり笑ってハラハラして、ワクワクが続く。ジブリのあいつも出ています。

隣で見ていた20代男性二人組もズルズルはなをすすっていたのが印象的だった。僕も泣いたけどね。

Aco brick 2mix by ACO

ふとacoのブログを見たら、ben foldsのカバーをアップしていた。これも結構好きな曲だったなあ。ben foldsはバンド時代のからほとんど持ってるけど、一番新しいアルバムがあんまし気に入らなくてそれ以来。
作ってる方が変わっていくことももちろん大きいけど、自分の好みの方も確実に変わってきている。音楽だけじゃない。映画、アート、本…。それぞれへの触れかたも含めて。振り返るならやっぱり就職や実家を出たころを境に。
大人になるってのは、取捨選択をすることなんですね。でも、ぜんぶ、とか、これだけ、とか、自分で確保できるほどの力は今ない。

2010/07/05

はなかぜ

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すこーしの風邪を先週から引きずっている。
鼻から来て、体の調子は別段悪くなかったんだけど、ここにきてちょっと頭が重い。
この季節苦手なんだ。雨降ると頭痛いし、晴れても紫外線強くて頭痛いし。子どもの頃から目が光に弱くて、夏の体育なんかほんと暑いのにまして眩しいのが辛かった。

まあ、いいかそんなことは。

さて、ここんとこ筆不精過ぎる。
ちょっとしたことを書こうと思ったら選びきれないし、かといって網の目を粗くしたら全部流れ出てしまうような日々。
そうだ、エヴァ新劇場版のブルーレイを二本衝動買いしました。一本4千円でも全然高い気がしない。あれを映画館より綺麗な画質で見られるのは幸せ。

まあ、いいかそんなことは。

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2010/06/17

はやぶさ

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ひとつまえの書いた時はイライラしすぎて頭が回らなかったようで、今読み返すと結局何が言いたいのかよくわからん。とりあえず僕がそういう風になる映画だということで…。

ところでだいぶ話題が遅いんですが、はやぶさが無事地球へ帰ってきたね。
ワールドカップのおかげでもうだいぶ忘れられている気がするけど、ニュースを聞いて感動、大気圏突入の映像を見てまた感動。久しぶりにあんなにワクワクしました。大人になるとなかなかそういう素直な驚きってない。
度重なるトラブルで、みんなが何度ももうダメだと思う中、帰還を信じ続けた研究者・技術者。それに応えて60億キロの旅の末、3年遅れて戻ってきたはやぶさ。代表の方がインタビューでも言っていたように、ほんとに神がかってるね。

ちょうど星野之宣の『2001夜物語』を読み終えたところで、もともと胸の中は宇宙への憧憬でいっぱい。感動もひとしおでした。
2001夜は生まれたころの漫画だけど、宇宙にはまだまだロマンがあるね。SFが中途半端なリアリティを持って夢が無くなってきた時代にあって、それでも宇宙は未知の大海原として無限に等しい広がりを持っているし、人間が何らかの形でもうしばらく生き残りたいのであれば、やっぱり宇宙に可能性を見出すしかないように思える。

2010/06/14

引っ越しました

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突発的に引っ越してきましたよ。
とはいっても写真のストックがないので、当面はなんか書いても言葉だけかもしれませんが。それもいいかなと。引っ越してきたんだし。新生活です。

あそう、こないだレイトショーで『告白』見てきちゃいました。
だめだ。
もともと中島監督は苦手で、ちょっと避けがち。昔大学に来た時に手を振って振り返してもらったことがあるけど。笑
でも見たのはあんまりにも評判が良かったからさ。

ある意味でものすごく良くできてる。映像と音楽はキャッチーで飽きさせないし、演技もひとりひとりはりつめていて文句ない。
ただどうしても中島監督の、あの刺激を強調する表現がだめなんだ。派手。
これまでの作品みたいに思い切りおふざけをするならそれも楽しく見られるけど、こういう心の弱さや傷つきをテーマにした作品でそういう表現をされるのは嫌。それを見てうんうんそうかとわかったつもりで涙を流す人がごまんといるだろうことが嫌。
似たようなテーマでも、岩井俊二なんかは高校生当時そんなに違和感なく見れたから、差はやっぱり作り手の姿勢と表現にあるんだろうな。

2010/06/12

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