2010/07/11

トイ・ストーリー3

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『トイ・ストーリー3』、ハズレなしのピクサー作品の中にあっての代表作シリーズ。その期待を裏切らない出来でした。細かな演出やキャラクターの造形、動作のような技術的な部分は一切の心配が要らない段階まで達して久しいので、気になっていたのはシナリオだけ。子どもの視点を失わずに、大人の鑑賞に耐えるものになっているかの一点。
ずるいウソのないつくりでした。おもちゃ達の持ち主は大人になるし、別れは避けようもなくやってくる。誰もが体験したようなそういった悲しさもきちんと描きながら、物語は他者への思いやりやものを大切にする心で柔らかく包まれている。

そしてもちろんのこと、楽しい映画です。思いきり笑ってハラハラして、ワクワクが続く。ジブリのあいつも出ています。

隣で見ていた20代男性二人組もズルズルはなをすすっていたのが印象的だった。僕も泣いたけどね。

Aco brick 2mix by ACO

ふとacoのブログを見たら、ben foldsのカバーをアップしていた。これも結構好きな曲だったなあ。ben foldsはバンド時代のからほとんど持ってるけど、一番新しいアルバムがあんまし気に入らなくてそれ以来。
作ってる方が変わっていくことももちろん大きいけど、自分の好みの方も確実に変わってきている。音楽だけじゃない。映画、アート、本…。それぞれへの触れかたも含めて。振り返るならやっぱり就職や実家を出たころを境に。
大人になるってのは、取捨選択をすることなんですね。でも、ぜんぶ、とか、これだけ、とか、自分で確保できるほどの力は今ない。

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