2010/10/24

トラン・アン・ユン

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ひとりの週末。
土曜は何しようか決まらず、昼間はのんびり家事をしておしまい。
夜になって、ひとりじゃなきゃ見ないだろうなという映画を借りてきて三本立て上映。今見終えた。

『アイアンマン2』、『アイ・カム・ウィズ・ザ・レイン』、『プリンス・オブ・ペルシャ』の順。アクション2作は良くも悪くも期待通り、特別どうこう言うこともない。
今日の注目はずっと見ないでいた『アイ・カム~』。トラン・アン・ユンの『青いパパイヤの香り』と『夏至』は好きだけど、そのあとのはだいぶ感触が変わってると聞いて怖くて見てなかった。この作品もアマゾンのレビュー見る限りは酷評(当然そういうとこで広く評価される作品だと思って読んではいないが)だったし。でも『ノルウェイの森』はきっと観に行くだろうし、気が進まないけど一応踏んどかないとなー、とはずっと思っていた。

僕はバイオレンスとかエロやらグロやらという表現で引いてしまうことはないのだけど、そういうとこ抜きにしても面白くなかったなあ…。トラン・アン・ユンのリアリティってせいぜい精神世界から皮膚感覚くらいまでのもので、物理的・社会的なレベルの現実味は全くない。パパイヤとか夏至みたいな、僕らの日常から離れた舞台だと、それも美しさを現実のひとつ上の世界に押し上げる要素になる。だけど、都会を舞台にしてしまうと途端に単なる嘘に見えてしまう。
奥さんも黒髪の役のが綺麗だったな…。

『ノルウェイの森』、どう転ぶかなあ。

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