2010/10/25

よなが

FH000032

秋の夜長なんて言葉が、ああ、あったなと玄関で思いだす。
働いていると、夜なんて短い。会社から出る用事のない平日は季節感も、そんなに、ないし。
夜は貴重だから、いつだって、あっという間に過ぎる。駅に着いて、夕飯のおかずを買って、家に向かうステップのなんとしあわせなことか。

夜長は実感してないけど、雨の夜の読書は進むね。今は『獣の奏者』読んでいる。足取りがしっかりした物語で、一歩一歩が現実味をもって前に進んでいく実感がある。まだ一冊目の半ば。先が楽しみ。

自分のことを俯瞰すると、今でもときどき、確かなステップを踏んでいるのかわからなくなる。でも、気持ちよくリズムには乗れなくても、そこには必然性があるのだと信じて進むしかない。流れに身をゆだねることと、意思を確かに持って舵をとることのバランスがただ難しい。

近頃の、帰り道の定番BGM。

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