2011/05/15

ドンドコドコドコ

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道には人力車が行き交い、見上げれば遙かスカイツリー。
知人の出演する太鼓のイベントを見に、しばらくの浅草まで行って参りました。

全くの前情報なしで行ったので失礼ながらこじんまりとしたのを想像していたのですが、これがすごかった…。規模は結構大きく、昼過ぎから夜8時くらいまで通しての開催。出演も代表の方が主催するワールドクラスのユニットから、老若男女の門下生、果てはやっとバチを持てるくらいの子ども達まで様々。許可ないので写真を載せられないのが残念!

和太鼓の本格的な演奏を生で聴いたことは数えるほどしかありませんが、今日のものは一番グルーヴィーで、先進的で、かっこよかった。衣装も沙村広明が描きそうな和MIXでセクシー。
太鼓という極度にシンプルな楽器にも、こんなにも奥深さがあるんだね。種類が豊富ということだけではなくて、叩く人によって響きが全く違う。込められたエネルギーの色が違う。だけど、テクニックを超越した部分でどの音も魂に響くものがあり、奏者も観衆もすぐひとつになる。それも年格好を選ばずに、みんなが。

代表の方の言葉を借りれば、これはコンサートではなく毎回が「祭」なのだということだった。いくつか前の投稿で僕が書いたことと同じ事を言っていた。自粛などといってマツリを留めてはならない。
魂の脈動で、カラダを土地と、カミとひとつにする太古からの営み。あの地震とさえも、どこか起源を一にするものであるように思う。進歩の途上で、今はそういった原初的なパワーを思い出すタイミングじゃないかな。何を亡くしても、生へ向かう力はもともと人の内に宿っているはずなんだから。

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