2011/02/28

だけど

IMGP0168-2

真面目にやっている、と思う。
周りで誰か困っていたら積極的に協力するし、自分で言うのもどうかと思うが、先回りして気を配れる方だ。苦手なことでもあからさまに嫌がるようなことはしないし、人前で愚痴はこぼさない(言える相手もいないが)。驚かれるほどの活躍は出来ていないが、大きなミスはしたことがない。比較的特殊な環境の中で、よくやっていると言われる。

でもじゃあ本気を出しているか。否だ。
結婚して子供だって早いうちに育てたいし、出世して新しく大きなプロジェクトを立ち上げられるようになれば、自分の仕事にやりがいを見いだせるかもしれないと思う。客観的に見れば、社内の誰よりもそのルートを辿りやすい立場に今あるのではないかと思う。
だけど、「だけど」がついて離れない。

いろんな気持ちを忘れて、身を浸して、ニブくなった頭で生きている。或いは本当にやりたいことすら忘れただけかもしれないが、逃げている自分の尻を叩いて頑張りたい。そう思って、75点の日々を続けている。

何もかも、その程度のハリボテ。ちょっと揺さぶりをかけられただけで、基礎工事のなっていない建物みたいにぐしゃっと潰れてしまう。「頑張ります」って言いながら、魂が水で薄まっていくような息苦しさを感じている。
「頑張る」なんて言葉、本当は日本語から無くなればいいと思っているくらい嫌いなんだ。定義のアヤシイ言葉だ。どこかに諦めを感じる表現だ。それを口に出す自分がきもちわるいんだ。

寝よう。

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