2011/08/21

到着した日のこと

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シャルル・ド・ゴールに着いたのはもう夜だった。夜とはいっても夏に日の長いあちらのこと、サマータイムもあって22時近くまで空は明るい。
モンパルナスまでのバスのチケットの買い方がわからず時間を食い、おまけにバスは何度来ても満員で乗れない。空いている席の数しか絶対に乗せてくれなかった。あるとき僕だけ乗れてチケットも切った後、もう一人は妻だから一緒に乗せてくれと何度言っても聞かず、かといって返金もしてくれない。結局後ろで待っていた男性に同額のお金をもらい、席を譲った。
でも一連の様子を見ていた停留所スタッフのあんちゃんがいい人で、最終近いバスに優先的に乗せてくれた。感謝のあまり手を振りながらの出発。そんなこんなでホテルに着いた時間も遅く、パリ初日は最寄り駅をぶらっとチェックしただけで眠りについた。

パリに着いて一番はじめの頃に撮った街の写真がこれ。どこにでもあるなんでもない建物。なんでもない建物が、とても素敵に見えた。その理由が頭でわかってくるのは、翌日以降の話。

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